短編小説 赤光 一人の男が歩いている。 彼は、人殺しだ。 何人も殺した。その数も、顔も覚えていなかった。家族を殺したし、そうでないものも殺した。彼が歩きながら感じていたのは、息も詰まるような憎しみだった。 「みんな、死んじまえ……」 男は呟きながら歩いた。... 2024.03.17 短編小説
日記 〚EGG〛日記:240317 頭がやけにざわめく。混乱する。感覚が落ち着かない。嵐が吹いている。ただ黙っている。目を閉じている。 あまり自信を持ちすぎないことだ。驕らないことだ。誇らないことだ。 そして進むことだ。それがむずかしい。 ある程度の幻想や過信がないと、... 2024.03.17 日記