2024年4月4日

生きる、気力のようなものが湧いてくるのを感じる。

ずいぶん長い、暗闇と無気力にとどまっていた。今も、不安に襲われる事がある。

ただ座って、話を聞いているだけで、息が苦しくなる。不安や苦痛が私の心を捉える。だが――それに負けてはいけなかった、甘んじてはいけなかった。誰かのせいにして、戦う責任を放棄してはいけなかった。

唯、生きていくということに、大きな覚悟がいる。そんな大げさな、と笑う人もあるかもしれない。唯生きていく決意など、馬鹿らしいものだと思うひとがあるかもしれない。私も、そう笑おうとしてきた。しかし、少なくとも私の場合、生きていくのには覚悟がいった。ただ明日を生きること、為すべきことを為すこと、他者と関わること、ほんの些細なことに、命をかける覚悟が必要だった。

そして、その覚悟を決めることが出来ないままに、ぼんやりと逃げるように生き続けた時間が、私を苦しめていた。

生きるか死ぬか、その問題の答えに、覚悟がもてぬまま、ずっと生きてきた。

けれど、今、私はようやく、地面を踏んで前へと歩みだすことができそうな気がする。

決意が必要だった。ただ楽な生き方を選んで、死んでいくこともできる。

誠実であることすら、必要ない。

だが私はこの先も誠実で居たいと思った。できる限り、自分の弱さというものに向き合い、他者に優しくなれるように、生きていきたいと思った。

人を傷つけて笑うひとに、私はなりたくはない。

貫くことに、努力が要る。それが簡単な道だからゆくのではない。

「善」とはなにか、常に考え続け、己がそれに及ばないことを思い知り続けなければならない。

私は私の人生に責任を持ちたいと思う。そうやって生きていきたいと、望んでいる。

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