日記

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Under Star

続けることも悪くはないことは分かっているけれど、いつかはすべてが終わると知っていて何かを続けていくのはなんだかとても不格好な心地がする。  作ることを止めたい、というのは結局、生きることをやめたい、というのと同程度の意味しか持たない。  そ...
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生きるために

2024年4月9日  やや、不安定な日が続く。 決断というものを、しかけて、立ち止まる。 どうにか、会社説明会というのに参加した。全く、知らない会社である。去年の夏頃は、色々就活と呼べそうな営みをしていたのだが、結局そういった活動から手を離...
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ライターとケーキ

2024年4月8日  昔のことを思い出していたら、涙が止まらない。  春の雨が降り続いている。  昔のことを、あまり振り返って考えてはこなかった。改めて過去のことを考えるようになったのは、一年ほど前からである。自分の生まれた環境がどういうも...
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千億の銀河

2024年4月7日  暖かい一日であった。ともすれば、暑さを感じるほど。 桜も咲く頃だろうか?  インフレーション宇宙論とかいう、理論について知る。ビックバン時の加速膨張を想定することで、観測可能な138億光年の宇宙は、宇宙のほんのわずかな...
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静寂に耳を澄まして

2024年4月6日  こんなふうに感じることは、今までにあまりなかったのかもしれない。 部屋の、静けさである。 買い物、食事と、皿洗いを終えて、台所を満たす静けさ。頭上の電灯が、ジィ……と音を立てているのに耳を傾ける。  静けさを感じる、余...
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正解を乗り越えるために

2024年4月5日  何もかも言葉にする必要はないのだ、と思う。生きることそれ自体を私は、この肉体の中で大事に思うことができる。  脈打つ拍動、身体の温度が、不意に感じられる。  遥か遠く、夜景の輝きを眺める時、その一つ一つの光を愛しく思う...
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必要ではなく、望むから。

2024年4月4日 生きる、気力のようなものが湧いてくるのを感じる。 ずいぶん長い、暗闇と無気力にとどまっていた。今も、不安に襲われる事がある。 ただ座って、話を聞いているだけで、息が苦しくなる。不安や苦痛が私の心を捉える。だが――それに負...
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不器用に貫く

2024年4月3日  大学の学務情報システムにアクセスする。もう履修登録期間に入っている。私はふと、これから始まるのが最後の一学期であることに気がつく。第1,2タームの講義を受講できるのは、今期が最後になることに。  それは不思議な、違和感...
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あたらしく、おわる

2024年4月1日  私が去ったあとに、この家を満たすことになるだろう空虚について。 孤独と憂鬱について。重苦しい闇について。 カタカタと蓋を震わせる味噌汁の鍋。ホースから滴る水、壊れた換気扇。 拒絶しないことで幸福を得たとしても、引き換え...
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かつての絶望、幻の場所

2024年3月31日  楽しんで生きていこうとするとき、他者を踏みにじることになるのだろうか。幸せになるとき、誰かを愛するとき、そこに暴力が伴うのだろうか。  これ以上に、何になるというんだろう。   暗闇を抜けつつあるのか、と私は橙色の光...
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遊んでる場合じゃなかった

2024年3月30日  実家の押し入れに頭を突っ込んで、子供の頃遊んでいたおもちゃを引っ張り出す。すべて残っているわけではないが、一部は今もしまってある。綺麗なままのものもあるし、捨てるのは勿体無いけれど、譲り先もない。 細々したものを集め...
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押入れの奥に猫

2024年3月29日  なぜそうも、頑張って生きられるのだろう、と思ってしまうことがある。人間は、基本的に、何かと頑張るものだ。頑張るとは、ある意味では苦しむことだと思う。  なぜ、そうも苦しむことができるのか。過去の自分に対しても思う。何...
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雨降る街のドグマ[日記]

2024年3月28日  春の夜、雨が降りしきる。季節によって雨の音は違って聞こえる。春の雨は春を纏っている。それはほの暗い。生暖かい泥のような手触り。病的な温度だ。   土地によって、匂いは違っている。雨の降り方も違っている。地元に帰ってく...
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貝殻と塩[#240324]

2024年3月24日  海辺を歩く。 帰りの電車に乗り、西日差すまどろみの中で水平線1を眺める。 記事を書こうとキーボードを打つ手が冷たい。自分のアパートに戻ってきた。暖房をつけるかどうか、ためらったまま、指先が冷えていく。 この先のことに...
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逃げる、寂しさ[日記#240323]

書くことは、いつまでも続く。今日も、生きていたのと同じようにして。  サイトを作っていると、本当に大事なのは中身(コンテンツ)だと解っているのに、些末なことばかりが気になる。行間とか、フォントとか。デザインを拘るのも楽しいけど、どうせセンス...
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雪解けの滴る[日記]

窓の外からは、一昨日降った雪が溶けて、屋根からしたたる水音が聞こえてくる。 昨晩は眠れなくて、寝不足で頭が重く、ぼんやりする。「シーシュポスの神話」を読み進める。昨年、カミュの「ペスト」と「異邦人」を読んだ。偉大な作品を読み通し、自分なりに...
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〚辛抱づよく〛日記:240321

今の自分にとって大切なのは、辛抱づよくいることのように思う。   何かが今すぐに変わると思わないことだ。特に……自分以外のものについて。  何かを望むのなら、それは辛抱強く待つしかない。何かを無理やり変えることはできないし、するべきでもない...
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〚なぜならそれも必要だったから〛日記:240320

2023年3月20日  多分、この先もたくさん、苦手で、嫌いで、いやなことをしていかなければならないのだろう。それを避けるために、やっぱり、苦手で、嫌いで、いやなことをしなければならないのだから。  大学四年生になろうとする春なのだから当然...
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憂鬱に蓋をする、再生[#240319]

これってなんの意味があるんだろう、っていうようなことを、真剣にやって、苦しい思いをしたりもする。「酔う」とはよくいったものだ。 そういえば昨日眠れなかったのも、珈琲を飲んだせいだったかもしれない。飲んだのはお昼だったが、私はいつのまにかカフ...
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〚こんなに遊んでばかり〛日記:240318

こんなに遊んでばかりいていいのかなぁ、と、ぼんやり思いながら、1日中あそんでいる。だって、ほかに、することないし。お金もない。生きてても良いことはない。でも、面倒くさいしさ。  昔よりおとなになった気でいるけど、なんも変わってなくて、楽しい...
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〚EGG〛日記:240317

頭がやけにざわめく。混乱する。感覚が落ち着かない。嵐が吹いている。ただ黙っている。目を閉じている。  あまり自信を持ちすぎないことだ。驕らないことだ。誇らないことだ。  そして進むことだ。それがむずかしい。  ある程度の幻想や過信がないと、...
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2023/11/21〚勉強と現実〛

憂鬱だ。  私は一体、何年も前の事にいつまでとらわれるのだろう。でもそれを手放したらもう私は私ではない。それぐらい私は今目の前のことから隔てられた場所にいる。  目の前のこと。  最近、哲学の勉強に嵌った。  本当はゼミの発表の準備とか、し...
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2023/11/20〚時雨の季節〛

時雨とは、冬の初めに、晴れていたのに急に降りだし、かと思えばやむ雨のことをさす、冬の季語だ。  今日はそんな季節を感じる一日であった。  午前中に、相談室へ行った。その話は別のところで。  学生食堂は、とにかく昼時は混んで、嫌なので、ピーク...
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2023/11/15〚ゆるやか短歌〛

短歌はけっこう、ゆるやかに詠んでる。  よんだ短歌は、まずはこのサイトのHOMEにメモしている。そこは五行なので、五行埋まると、短歌のまとめページに、タイトルをつけて改めて載せる。そして次に新しい短歌を詠むたび、HOMEの短歌を右から上書き...
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2023/11/13〚つめたい今日〛

夢の中ではずいぶん気分が良くて、心が軽くて、窓からは懐かしく穏やかな風が吹いていました。陽射しは暖かく、薄いカーテンが揺れています。 一人ではなかった。家族が居て、そしてこれは夢だと気付いていました。 呼びかけた時、目が覚めました。 見上げ...
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2023/11/12〚寒いから、いなくなりたい〛

この前、なんだかとても落ち着かなくて、気晴らしになるかと夜、散歩に出た。  のだけれど、寒くて寒くて。公園で立ち止まって私はぼんやり、この冬を乗り越えられるのだろうかと思った。冬は過酷な季節だ。静かで、冷たくて、凍えるような過酷さ。ひとりぼ...
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2023/11/11〚最後に残すものをゆっくり作れば良い〛

かんぺきなものを、作らなきゃいけないような気がしてた。 いや違う……かんぺきなものを、作りたかった。だって、僕のすきなものはどれもかんぺきで、すばらしいものだったから。歩き出す時、それはいつも憧れではないでしょうか。なにかを、憧れずに目指す...