かんぺきなものを、作らなきゃいけないような気がしてた。
いや違う……かんぺきなものを、作りたかった。だって、僕のすきなものはどれもかんぺきで、すばらしいものだったから。歩き出す時、それはいつも憧れではないでしょうか。なにかを、憧れずに目指すということができるだろうか?
『憧』という字が好きだなぁ。童の心。子ども心。憧れ。幼さと、おとなになった今、それはノスタルジー。
まぁぼくは今も子どもですけれどね。大人のなりそこないだから。
いつまでも積み木で遊んでいたいよ。飽きないから。
で、話を戻すと、かんぺきなものをつくりたいけど、そんなの無理だよってこと。
だからわたしは生きてる間、できるだけのことをして、できるだけ、できるだけのことをする。
それが最終的にはできそこないでも、何の価値もなくても、わたしには関係ない。私はいつか死ぬんだから。死んだ後、残してったものがどんな恥でも、わたしには関係ないもんね!
だから、わたしはゆっくり、最後に残すものをつくっていけばいいや。かんぺきじゃなくてもいいや。ただ、めざすだけ。一番星の輝きに、憧れて歩いていくだけなんだ。
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