この前、なんだかとても落ち着かなくて、気晴らしになるかと夜、散歩に出た。
のだけれど、寒くて寒くて。公園で立ち止まって私はぼんやり、この冬を乗り越えられるのだろうかと思った。冬は過酷な季節だ。静かで、冷たくて、凍えるような過酷さ。ひとりぼっちで、乗り越えられるのかな。
冬という季節は、嫌いではないのだ。
ただ、寒いのが苦手だなぁ。
あるいはひとりぼっちではなければいいのかもしれないね。一緒に寒いねって誰かと言い合えるだけで、良いのかも。多分きっと。いやそんなの気休めなんだけれど。気休めくらいしか、できることはないじゃない結局。
自分のために生きる、というのも限度があるんじゃないかなと思う。寒い季節、自分のためにどれだけ温かいスープを作ってあげられるだろう。誰かのためであればよほどいいのに。
自分のために生きるのにはもうつかれたから、いなくなりたい。
寒いのもひとりぼっちなのも悲しいから、いなくなりたい。
言葉で誰かを温められたらいいのだけれど。
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