雪解けの滴る[日記]

depth of field photography of ice shards 日記
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 窓の外からは、一昨日降った雪が溶けて、屋根からしたたる水音が聞こえてくる。
 昨晩は眠れなくて、寝不足で頭が重く、ぼんやりする。「シーシュポスの神話」を読み進める。昨年、カミュの「ペスト」と「異邦人」を読んだ。偉大な作品を読み通し、自分なりに受け止めるにはある種の力がいる。それは昔にはなかったし、この先いつまでもあるとも思えない。
 読むにも、体力が要る。今の人々はとても疲れていて、一日を過ごしてなお、読む体力が残っているということがないのだろうか。疲労が癒やされることなくまた朝が来るような日々では、渾身の文学を受け止める余力はない。

 ぼくは今大学生で、ありがたいことに親にお金を出してもらって、じっくり勉強する時間がある。こういう時間が人生において無限に続くわけではない、いつでも時間は限られている。そういう日々の中で、「今ここ」を大切にするということは簡単なことではない。ぼくはいつも優先順位を履き違えて、たくさんの失敗をしてきて、たくさんの大切にすべきものをないがしろにしてきた。

 気付いて尚、気後れに負けてぼくの人生は尽きていくと思う。

  • ゲームからデータを拾い、表を埋めていく。画像を作る。今日は、テーブルの横スクロールの設定がやっと済んだ。CSSは未だに扱い慣れない。難しい。

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