短歌 短歌集01 波 半熟の黄身が滴るテーブルに 君がいなくてくずれてる朝 あの窓を割ったのだって君のため全部壊すよだから笑って 隕石のように降るからクレーター 君の形にへこんでく僕 ねぇ呼んで 僕のことなど忘れてもいいけどだけど忘れられない もう君に届かな... 2023.11.10 短歌
小説 きみはユーレイ ぼくは死んだら、消えてなくなると思ってた。 だからきみに出会ったとき、本当にびっくりした。きみは、ふわふわ空に浮いてて、しかも半透明で、さわろうとするとすり抜けた。 きみはユーレイなの? って聞いたら、きみは首を傾げて、両手を胸の前にぶら... 2023.11.01 小説短編小説