新着記事

雑記

駅と珈琲

雪解けの冷ややかな春、俺はお前に手紙を書いている。今日も失敗だった。人生は間違いなく幸福だった。すべてが滞りなく進んでいる。メッセージを送れば返してくれる友人がいて、大学の卒業を親が祝福してくれる。それなのに、俺は重苦しい憂鬱と絶望のどん底...
雑記

私の群青

おれは逆さまになって、今この日に、死にたいと思った。せめて、辞めたいと思った。その縛られる感覚も、楽しい、ではなくて、苦痛なのだな。 幸福はどこにもなく、俺を置いてけぼりに天才たちの進撃がつづく。俺はなにもできずにいる、今日も寝転んで悪夢に...
エッセイ

Hello World,Hello Sad Human.

書くという行為に囚われている愚かな人間ですが、その愚かしい人生を全うしたいと思っている次第です。  継続は力なり? うるさいなぁ。人間はいつか死ぬんだよ。どうせ何も残らないなら、そんなに頑張るより、楽しいことしようよ。だけど、一方で、執着せ...

殺せ、殺すな

見ろ、見るな。これまでの、他者との関わりなど、ぶざまなものだ。  書け、書くな。これまでに、記した言葉など、ささいなものだ。  ずっとひとりでいればよかった。という後悔の夜について、思いを馳せる。  波打ち際に心臓を捨てることについて考える...