2024-03

日記

〚辛抱づよく〛日記:240321

今の自分にとって大切なのは、辛抱づよくいることのように思う。   何かが今すぐに変わると思わないことだ。特に……自分以外のものについて。  何かを望むのなら、それは辛抱強く待つしかない。何かを無理やり変えることはできないし、するべきでもない...
日記

〚なぜならそれも必要だったから〛日記:240320

2023年3月20日  多分、この先もたくさん、苦手で、嫌いで、いやなことをしていかなければならないのだろう。それを避けるために、やっぱり、苦手で、嫌いで、いやなことをしなければならないのだから。  大学四年生になろうとする春なのだから当然...
日記

憂鬱に蓋をする、再生[#240319]

これってなんの意味があるんだろう、っていうようなことを、真剣にやって、苦しい思いをしたりもする。「酔う」とはよくいったものだ。 そういえば昨日眠れなかったのも、珈琲を飲んだせいだったかもしれない。飲んだのはお昼だったが、私はいつのまにかカフ...
日記

〚こんなに遊んでばかり〛日記:240318

こんなに遊んでばかりいていいのかなぁ、と、ぼんやり思いながら、1日中あそんでいる。だって、ほかに、することないし。お金もない。生きてても良いことはない。でも、面倒くさいしさ。  昔よりおとなになった気でいるけど、なんも変わってなくて、楽しい...
短編小説

赤光

一人の男が歩いている。 彼は、人殺しだ。 何人も殺した。その数も、顔も覚えていなかった。家族を殺したし、そうでないものも殺した。彼が歩きながら感じていたのは、息も詰まるような憎しみだった。 「みんな、死んじまえ……」 男は呟きながら歩いた。...
日記

〚EGG〛日記:240317

頭がやけにざわめく。混乱する。感覚が落ち着かない。嵐が吹いている。ただ黙っている。目を閉じている。  あまり自信を持ちすぎないことだ。驕らないことだ。誇らないことだ。  そして進むことだ。それがむずかしい。  ある程度の幻想や過信がないと、...
小説

地下回廊

回廊が、長く暗い回廊が続いている。 地下室への道をぼくは歩いていた。かび臭い通路、生き物の這う気配、滴る雨漏れ、外は嵐だ。 蜘蛛を踏みつけた。回廊のどこかで、壁を引っ掻くような音がしていた。 昨日、夢を見た。暗い地の底で、血まみれになった壁...